活動日記

【総選挙でも「できる限りの協力」確認】

日本共産党の志位和夫委員長、民進党の蓮舫代表、生活の党の小沢一郎代表、社民党の又市征治幹事長の4野党代表者と参院会派「沖縄の風」の糸数慶子代表による野党党首会談が23日に行われました。これまでの4野党党首による合意を確認し、総選挙も「できる限りの協力」をしていくことを確認。

志位委員長は、野党4党が安倍政権と対決する政治的な内容として、

①安保法制(戦争法)の廃止、立憲主義の回復

②アベノミクスによる国民生活破壊、格差と貧困を是正する

③TPPや沖縄問題など、国民の声に耳を傾けない強権政治を許さない

④安倍政権のもとでの憲法改悪に反対する

の4点を確認していることを指摘。

 さらに総選挙でも「できる限り協力」をすることは野党4党の党首会談、書記局長・幹事長会談で繰り返し確認されていると強調し、「次の総選挙での選挙協力を進めるために真剣な協議を開始しましょう」と提起しました。

 具体的に10月に行なわれる衆院東京10区、福岡6区についても、野党共闘を実現すべく、協議を速やかに開始することも提起しています。

 これに対して民進党の蓮舫代表は「これまでの公党間の党首の合意は大変重い。岡田前代表の路線を踏襲していきます」と発言。4野党の書記局長・幹事長の間で、総選挙と衆院補選での選挙協力の具体化のための協議を開始することで合意しました。

 

会談の中で志位委員長は、「選挙協力を進めるためには、新しい課題も出てくる」と指摘し、

□共通の政策を豊かにする

□政権問題で前向きの合意をつくる

□本格的な相互協力を実現する

などの課題をあげつつ、「まずは協議に入り、協議の中で解決しましょう」と述べています。

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【戦争法強行1年 あきらめない、たたかい続ける】

安倍政権と自民党・公明党の与党が多くの反対世論を踏みにじって安保法制(戦争法)の成立を強行して1年がたちました。

ちょうど1年にあたる9月19日、戦争法廃止、立憲主義の回復などを求めて全国各地で集会やデモ、スタンディングなどが一斉に行われました。

大阪では西区のうつぼ公園で「改憲許すな! 戦争法廃止へ!9・19おおさか総がかり集会」が開催され、約5000人が参加しました。集会では、民進党の辻元清美衆院議員、日本共産党の辰巳孝太郎参院議員、生活の党の渡辺義彦府連幹事長、社民党の服部良一府連代表がそろって訴えました。

「民進党に何があろうが、野党共闘を崩さないために精一杯がんばっていきたいと思います」辻元清美衆院議員

 「安倍政権打倒へ、さらに野党共闘を前進させよう」辰巳孝太郎参院議員

 「われわれ国民の政治、日本をつくろう」生活の党・渡辺府連幹事長

 「実現するエネルギーをわれわれ自身がつくっていこう」社民党・服部府連代表

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各分野からもスピーチがあり、

「安保関連法に反対するママの会@大阪」改め「子どもの未来を考えるママの会@大阪」の安居裕子さんは、「参議院選挙の結果に崩れ落ちそうだったけれど、止まっていては子どもたちの未来は守れないと気付いた。これからも一人でも多くのママや仲間たちと一緒に、すべての子どもたちのために社会に働きかけていきたい」と語り、

 関西市民連合の塩田潤さんは、「安保法は私たち国民の安全を保障する法律じゃない。民主主義的な手続きを完全にないがしろにしてきた法律が、法治国家、民主国家である日本で存在することが許されない。それを可能にしているのが安倍政権。一刻も早く退陣してもらうしかない」と訴え、

安全保障関連法に反対する学者の会の新ケ江章友さんは「私たちは自分らしく生きることをあきらめたくないからここにいる。多様な人間がこの社会で生きていくことが認め合うことが出来れば、このつながりは誰にも破壊することはできない。私たちはひきょうな権力者には絶対負けない」と述べました。

集会のあとは、難波まで御堂筋をパレードしました。

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「しんぶん赤旗」囲碁・将棋大会にぜひご参加を!

第53回囲碁・将棋大会ビラ コピー

 

第53回しんぶん赤旗囲碁・将棋大会の木津川地域大会が9月11日(日)午前10時半~、大阪市港区の港近隣センターで行われます。

初心者から有段者まで、だれでも気軽に参加できます。参加費は1000円です(中学生以下は半額)。ぜひこぞってご参加ください。

選挙結果を受けて 

選挙結果を受けてのわたなべ結さんのあいさつ(facebookページより)

参院選でご支援・ご協力いただいたみなさんに心から感謝申し上げます。

大阪選挙区では45万4502人の方に「わたなべ結」と書いていただいたにも関わらず、その期待に応える結果を出すことができず悔しい限りです。しかし、その重みを胸に、引き続き公約の実現に力を尽くしていく決意です。

今回は、改憲勢力に議席独占許さないとの立場で野党共闘、市民共同が大きく広がり、候補者、政党、市民が一緒に、自分達の選挙としてたたかった歴史的な選挙戦となりました。多くのみなさんが意を決して支援に立ち上がって下さったことに最後の最後まで励まされてきました。心からの感謝と敬意を申し上げます。
このかけがえのない財産を今後の安倍政権、維新政治とのたたかいに更に発展させ、新しい政治への転換に向けて力を尽くします。

みなさん、今後ともよろしくお願い致します。

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参議院選挙の結果について 日本共産党大阪府常任委員会声明

参議院選挙の結果について

             2016年7月11日 日本共産党大阪府常任委員会

 

 7月10日投・開票された参議院選挙で日本共産党は、野党共闘の勝利と日本共産党の躍進を掲げてたたかいました。野党と市民の共闘は全国32の1人区のうち11選挙区で勝利し、日本共産党自身は比例代表で大門実紀史候補をはじめ5議席、東京選挙区議席を加えて、改選3議席を倍増する6議席を獲得しました。

大阪選挙区では、わたなべ結候補が454,502票(得票率12.18%)とほぼ前回得票を確保しましたが、政権が介入した大激戦に競り勝つことができず、悔しく残念な結果となりました。私たちの力不足であり、その責任を痛感しています。

 日本共産党、わたなべ結候補にご支持をお寄せいただいた有権者、猛暑のなかをご奮闘いただいた支持者、後援会員、党員のみなさんに感謝を申し上げます。社民党、生活の党をはじめ、大きなご支援をいただいた、政党、団体、個人の方々に、心からお礼を申し上げます。

 

 比例代表では、日本共産党は421,790票(得票率11.37%・前回比96.5%)を獲得し、全国的前進に貢献しました。新たな反共シフトのもとで、13年参院選(43万6千)、14年総選挙(44万9千)の得票をほぼ維持しており、〝第3の躍進〟を本格的な流れに発展させる足場を確保しています。

政権与党の自民党が前回比91.5%、公明党が同91.1%に後退するなか、野党の民進党、社民党、生活の党は得票を伸ばしました。同時に、おおさか維新が前回比122.8%に伸ばして第一党を維持しました。維新政治の影響力を乗り越え、新しい政治を切り開いていくたたかいに、新たな決意で挑んでいきます。

安保法制の廃止、立憲主義の回復という一致点で、大きく発展した野党と市民の共闘、安倍政権と維新政治に反対する府民共同の新たな前進は、今後のたたかいのなかで大きな力を発揮していきます。共闘の力をさらに強めて、暮らしや経済政策、民主主義の問題など、共通する政策やたたかいを発展させていきます。

 

参院選で掲げた、「憲法違反の安保法制=戦争法を廃止し憲法9条を守り抜く」「格差拡大の『アベノミクス』ストップ、暮らし応援で経済を立て直す」をはじめ、掲げた公約、わたなべ結の「若者提言」「女性提言」「大阪経済提言」など、国会議員団とともにその実現にとりくんでいきます。

来るべき総選挙での党躍進に向け、野党共闘の発展、中間選挙の勝利、憲法改悪阻止をはじめ各分野の府民運動の前進に力をつくします。日本共産党への注目と関心が新たに広がるもとで、青年・学生各分野の活動強化をはじめ、得票目標実現に挑む強く大きな党をつくる活動に、新たな決意で踏み出していきます。

参議院選挙の結果について

7月10日投開票の参議院選挙の結果について、日本共産党中央常任委員会の声明が出されました。

参議院選挙の結果について

2016年7月11日 日本共産党中央委員会常任幹部会

(1)

 7月10日投開票でおこなわれた参議院議員選挙は、「自公と補完勢力」対「4野党プラス市民」という対決構図が鮮明となり、野党と市民が力をあわせてたたかう、戦後かつてない選挙となりました。この選挙でわが党は、野党共闘の勝利と日本共産党の躍進という二つの大目標を掲げてたたかいました。

 野党と市民の共闘は、最初の挑戦としては大きな成功をおさめました。全国32の1人区すべてで野党統一候補を実現し、11の選挙区で激戦を制して自民党候補に勝利したことは、きわめて重要な成果です。多くのところで、無党派層の6割、7割の得票を獲得し、「1+1」が「2」ではなく、それ以上となる“共闘効果”が発揮されました。このたたかいのなかで、他の野党や市民のみなさんとの間で新しい連帯のきずなができたことは、今後につながる大きな財産です。

 日本共産党は、比例代表選挙で5議席を獲得し、選挙区選挙では東京で当選を勝ち取り、改選3議席を6議席へと倍増させ、非改選とあわせて14議席へと前進しました。とりわけこのなかで、比例代表選挙の得票が、躍進した2013年の参院選と比べて、515万4千票(得票率9・68%)から、601万6千票(得票率10・74%)へとさらに前進したことは重要です。

 野党共闘と日本共産党にご支持をお寄せいただいた有権者のみなさん、風雨と猛暑の中で奮闘された市民のみなさん、支持者、後援会員、党員のみなさんに心からのお礼を申し上げます。

(2)

 選挙戦では、安倍首相を先頭に、激しい野党攻撃、日本共産党攻撃がおこなわれました。一国の首相が、日本共産党を名指しして連日攻撃する選挙というのは、かつてない異常なことでした。それは、野党共闘に本格的に踏み込み、政権打倒に全力をあげるわが党に対する、支配勢力の強い危機感、恐怖と憎悪を示すものでした。

 わが党は、「野党共闘は野合」とする自公の攻撃に対し、「立憲主義を取り戻す」という野党と市民の結束の大義を太く示して断固たる反撃をおこないました。

 自衛隊問題を利用した反共攻撃に対しても、わが党綱領が明らかにしている自衛隊政策を堂々と示すとともに、「海外で戦争する国」づくりを許すかどうかが選挙の真の争点であることを明らかにし、正面から反撃しました。

 今回の選挙での野党共闘と日本共産党の前進は、こうしたかつてない激しい野党攻撃、反共攻撃と正面からたたかって勝ち取ったものであるところに、とりわけ大きな意義があると考えるものです。

(3)

 日本共産党は、「安倍暴走政治の全体にノーの審判を下し、チェンジの意思を示そう」と公示第一声から一貫した論戦をおこない、安保法制=戦争法と憲法改定の問題を選挙戦の大争点に押し上げました。「アベノミクス」の破綻について根本から明らかにし、抜本的対案である「三つのチェンジ」を語りぬきました。野党と市民の共同に力をつくす党の値打ちを押し出し、「政治は変えられる」という希望を語ったことは、多くの国民に期待と共感を広げました。

 選挙の結果、改憲勢力が議席の3分の2を占めましたが、自公は選挙戦で「憲法隠し」に終始し、国民は改憲への「白紙委任」を与えたわけでは決してありません。

 わが党は、今回の選挙で得た国会での新たな地歩を生かし、掲げた公約の実現へ、国民のみなさんとともに力をつくします。

(4)

 今度の選挙は、野党共闘の勝利と日本共産党の躍進を一体に追求する最初の挑戦でした。私たちは、ともにたたかった野党と市民のみなさん、支持者や党員のみなさんのご意見に耳を傾け、しっかりと教訓を引き出し、今後のたたかいに生かしていく決意です。

 とりわけ、私たちは党の自力の問題を痛感しています。比例代表選挙での601万票余の獲得という貴重な結果は、たちあがった党員と支持者のみなさんの猛奮闘によるものですが、選挙勝利のためにやるべきことをやりきれずに開票を迎えたことも事実です。党の力が、いまの情勢が求めるものに追いついていない、そこには大きなギャップがある―これがこの選挙をたたかっての私たちの実感です。

 野党と市民の共闘をさらに発展させ、日本の政治を変えるうえで、日本共産党の果たすべき役割は、ますます大きくなってきます。私たちは、今日の情勢が求める強く大きな党をつくる仕事に、新たな意気込みでたちあがる決意です。