【危険な政治の加速~臨時国会】
臨時国会が召集され、岸田首相が所信表明演説を行いました。
演説の内容からは、表面上は今までの安倍・菅政権とは違うということを強調しつつ、実際は今までの政治を継承していることがうかがえます。
新しい資本主義といいながら、その政策は、「まずは成長戦略」として大企業への支援を強く進める内容を押し出し、そのあとに「分配」を語るという今までと同じ路線。賃上げ規模も現場が求める水準からはかけ離れています。
コロナ対策では医療・検査体制の強化を打ち出すも、この夏、感染爆発がおこった当時の前政権の対応にどこに問題があったのかの検証もなく、誤りを直視する姿勢はありません。さらに、必要な病床の確保をいう一方で、公立公的病院の病床削減をやめるつもりはなく、10万円の給付金も必要な人に届かないなど「手厚い支援」と主張する中身が問われます。
沖縄県辺野古の米軍新基地建設では従来の政権が取ってきた姿勢を踏襲し、「唯一の解決策」として基地建設に反対する沖縄県民の声に逆らう姿勢。
そして憲法。歴代政権が憲法違反としてきた「敵基地攻撃能力」も選択肢にいれ検討することを明言し、安倍・菅政権と同じ方向での9条をはじめとした改憲への強い執念をにじませています。
12月7日しんぶん赤旗
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