大阪府教育委員会は9月3日、住之江区にある咲洲高校と、池田北高校の府立高校2校を募集停止校とする案を発表しました。
憲法が保障する子どもの学習権を奪う高校つぶしは許されません。みんなで力をあわせて高校を守りましょう!
日本共産党大阪府委員会の駒井正男書記長は「府教育委員会による府立高校募集停止校(案)の発表について――みんなで力を合わせて、高校を守りましょう」という談話を発表しましたので、以下掲載します。
2014年9月3日 日本共産党大阪府委員会書記長 駒井正男
一、大阪府教育委員会は9月3日の教育委員会会議で、府立高校の募集停止校(案)2校(池田北高、咲洲高)を発表しました。府内公立中学校卒業者数の減少を理由とし、募集停止はいまの中学2年生が進学する2016年度からとしています。
昨年11月に府・市教育委員会が策定した「再編整備計画」方針にもとづき、募集停止する高校の計画数は、府立・市立あわせて7校とされています。これは、橋下・「維新の会」が狙う「大阪都」構想と一体に進めようとするものです。
憲法が保障する子どもの学習権を奪う高校つぶしは許されません。私たちは、募集停止校(案)の撤回を強く求めます。一、そもそも高校の「再編整備」は、生徒や保護者の意見をよく聞き、学校関係者のあいだでの慎重な議論と合意が必要です。教育行政が高校に対して強権的に募集停止(廃校)を押し付けることは、教育の自由と学校の自主性を保障した憲法と教育の条理からみて許されません。
さらに、府立学校条例(第2条の2)は「入学を志願する者の数が3年連続して定員に満たない高等学校で、その後も改善する見込みがないと認められるものは、再編整備の対象とする」と定めており、この規定からみても、条例制定後、2013年度と14年度の2年の志願状況により、再編整備(募集停止)対象校を選定できないことは明らかです。
中学校卒業者数が減少する時期にやるべきは、高校を減らすことではなく、少人数学級の実施をはじめとする教育条件の拡充です。一、こうした理不尽な高校つぶしをやめさせ、高校を守るために力を合わせましょう。
日本共産党は、学校関係者や地域住民、広範な府民・市民と共同し、高校つぶしをストップさせるために力を尽くします。
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