活動日記

【「力合わせれば勝てる」 市民・野党の共闘広がった新潟】

東京電力の柏崎刈羽原発の再稼働ストップが最大の焦点となった新潟県知事選挙。

10月16日に投開票がおこなわれ、市民と共産、自由(旧生活の党)、社民、新社会、緑の野党5党が擁立した米山隆一(よねやま りゅういち)氏が自民・公明の候補に6万3000票の大差をつけて初当選しました。

野党支持層、無党派層から保守層にまで、米山氏への支持が広がり、「再稼働は認めない」という県民の明瞭な意思が示されました。
NHKの出口調査では、原発再稼働反対は、73%。そのうち、60%以上が米山氏に投票したと答えています。

9月23日、選挙本番の直前に立候補を決めた米山氏でしたが、それ以降、急速に県民の期待と支持が広がりました。

終盤の10日、新潟県上越(じょうえつ)市で開かれた個人演説会では、100人近いママさんたちが子どもを抱えながら壇上にあがり、「守りたい命。守りたい未来」とアピール。
各地の演説会でも「予想を超える人数」などの報告がつづきました。

市民と5野党でつくる「新潟に新しいリーダーを誕生させる会」の終盤のビラには、「再稼働に同意しません」の文字がくっきり。「権力にすり寄る知事ではなく、県民に寄り添う知事を!」と打ち出していました。スローガンは「県民が力を合わせれば必ず勝てる」です。

そのビラがさらに市民と野党の共闘を励まし、各地の米山氏の事務所には、党派を超えた市民の熱気があり、若いママさんたちも含め、宣伝や電話かけに取り組む姿がありました。

その共闘の広がり、熱気におされ、最初は「自主投票」を決め込んでいた民主党も、終盤には続々と国会議員が応援につめかけました。

安倍政権は、安倍首相まで乗り出して、公明党とともに政権与党の総力をあげて、選挙にのぞみましたが、市民と野党の共闘の広がりに敗れることになりました。

NHKの出口調査では、野党支持層や無党派層だけでなく、自民党支持層の30%程度が米山氏に入れたという結果がでています。

自民党が圧倒的に強い地盤を持つ新潟県。それでも、野党と市民が力を合わせれば、保守層にも支持を広げ、勝利できることを浮き彫りにしました。

この流れ、総選挙に向けて、さらに強く大きくしていくために、日本共産党も全力を尽くしていきます。
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