大阪府教育委員会は21日、大阪市住之江区の府立咲洲(さきしま)と、池田北の2高校の募集を2016年度に停止することを決定しました。
それに対し、日本共産党大阪府委員会は談話を発表しました。
日本共産党大阪府委員会の駒井正男書記長が談話を発表しました。
府立池田北高校・咲洲高校廃校計画の撤回を求めます
2014年11月21日 日本共産党大阪府委員会書記長 駒井正男
一、大阪府教育委員会は11月21日の教育委員会会議で、2016年度から府立池田北高校と咲洲高校の募集停止を行うことを決めました。これは、安倍政権の「教育再生」を先取りした橋下・維新政治による「教育改革」の一環として、「大阪都」構想と一体に進めようとするものです。中原徹府教育長の威圧的発言問題などが発生するなか、両校に対して強権的に募集停止を押し付け、憲法が保障する子どもの学習権を奪うことは許されません。
府教育委員会は、3万5千筆以上の両校廃校計画撤回を求める請願署名に示された保護者や生徒、卒業生、教職員、地域住民ら学校関係者の願いに応えるべきです。私たちはあらためて、両校廃校計画の撤回、両校を含む7校廃校計画の撤回を強く求めます。一、いまやるべきは、高校をつぶすことではなく、少人数学級を広げることなど教育条件を改善し、すべての子どもの成長を大切にする高校改革です。
私たちは、先月発表した「高校改革提言」で、府立高校廃校計画の撤回を求めるとともに、①生徒数の変動は募集学級数で調整し、公立高校受け入れ枠を拡大する、②府立学校条例にある“3年連続定員割れの高校は再編整備”条項は撤廃する、③35人学級を高校に広げることを提案しています。これらを実現するために力を尽くします。一、たたかいはこれからです。日本共産党は引き続き、府民・学校関係者のみなさんと共同して、高校つぶしをやめさせ、高校を守るために奮闘します。
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